top of page

本当は人が好きと気づいた4年間

  • 16typeorg
  • 3月4日
  • 読了時間: 3分
ree

こんにちは!INTPのみさこです。


「池田さんはコミュニケーションを取っているようでとっていない。自分では出来ているつもりかもだけど。何考えているか分からないし、正直どう関わっていいのか分からないことが多い。」


これは私がUSJでアルバイトをしていた頃、バイトリーダーに言われた厳しいお言葉です。


そして約10年経った今でも、ふとした瞬間に思い出す言葉でもあります。


以前”INTPが意外と向いている仕事”と題して、接客業が向いているという記事を書きました。


その理由の一つに、同僚との関わりが希薄で済むとも書きました。


たしかに少なくしようとすれば、同僚とのコミュニケーションは少なくすむのですが、それでもある程度は必須です。


特に私が働いていた店舗は、USJ内の他の店舗や部署と比べても、仲が良い店舗でした。


だから休憩が被ったら一緒にご飯を食べたり、退勤時間が同じ人同士で途中まで一緒に帰ったりというのが常態化していました。


入社した当初、この雰囲気がすごく苦手でした。私は幼いころから漠然と、人と接するのが怖いという感覚があったからです。


けれどその実自分の我を通すのが苦手で、誘われたらなんだかんだ断れない性格の私は、下手なりに合わせようとしていました。


しかし本当は苦手な気持ちが表に出ていたのでしょう。


やはりどこかうまく同僚と関われない自分がいました。


相手から話しかけられたら、ひと言答えるけど、それ以上に話題を広げない。自分からは話しかけない。そんな態度を取っていました。その中で冒頭の言葉を言われることになります。


この叱責を聞いて、私はショックだったのと同時に、今まで周囲を勝手に怖がって拒絶していたのだと気付きました。


本当にコミュニケーションを取っている”つもり”の状態だったのです。


それだけならまだしも、断ることもせず、一緒にいる相手を不快にさせてしまっていたことにも気付きました。


苦手なら断ればいい。


一緒にいるなら楽しめばいい。


そんな当たり前のことに気づいたのです。


誘ってくれた当時の同僚の方々は、”良ければ一緒にどう?”といった具合で、悪意なんてまったくありませんでした。


高圧的に誘う訳でもなく、参加しないと嫌味を言う訳でもない、純粋に私のことを気にかけてくれていた人たちでした。


これに気づいてからは、同僚との時間を楽しむようになりました。


そしてその中で、自分が意外と人と話すことが好きだということにも気付きました。


また、当初は苦手だと思っていたけど、本当は誘ってもらえて嬉しい自分がいたことにも気付きました。


INTPの特徴を調べると、”人が嫌い”や”人と関わることがめんどくさい”とよく出てきます。


これについて、”本当は人が好きだけど、それ以上に怖いから苦手だと思い込んでいる”というのが本当のところなのではないかと思うのです。


私自身、今でも正直人が怖いです。


ドTなこともあり、人の感情や場の雰囲気を汲み取れず、そのせいで浮く恐怖感が常にあります。


ただその恐怖感と”人が嫌い”はイコールでないと思います。


そしてUSJでの経験が、私の隠れた本心を知る、とても素敵な経験だったことだけは死ぬまで変わらないと断言できるでしょう。


文・池田 美沙子


ree

コメント


bottom of page